福島 2011年5月2〜4日
震災、余震、原発などの問題もあり福島在住の兄一家の確認と、お客の減った福島で観光して地元経済を
若干ですが潤そうと考えて出発しました。
どんな事になっているのかドキドキしながら新幹線で到着、屋根の瓦が崩れてる家はさすがに多いですね、
大宮付近では古い家に限った損傷でしたが福島では、新しい洋風の屋根瓦などもやられてる家がチラホラあります。
自分の手がけた瓦の被害が多いことを嘆き、瓦の職人さんが自殺されたそうです。あんな地震なのだから、損傷して当たり前で、
誰も責めはしないのに、悲しい事です。
春を告げる吾妻山の雪うさぎ(下の写真)や、花見山、花ももの里、 人の悲しみ、心配など気にも留めず、大きな自然のサイクルは繰り返し、変わらぬ景色を作ります。
それでは花見山を歩いてみましょう。 桜は終わりましたが、季節の花が迎えてくれました。
ここは個人のお宅のお山だそうで無料で開放してくだすってるそうです。ありがたい事です。
ここは飯坂温泉 花ももの里
キレイですねー。
福島も秩父に似てます。山に囲まれた盆地って何故か落ち着きますよね。
えー荒川?この荒川は関東の荒川とは別らしいです、すぐ阿武隈川に合流し、福島から北の仙台に向かって流れて行くそうです。
あづま総合公園、体育館が避難所になっており、相馬、南相馬、浪江町などの方々がいらっしゃるそうです。
この辺りから見える雪ウサギ。
あづま運動公園内にある 室石
なになに、室石将監という妖怪を退治した、その喜びの絶叫で巨石が割れたそうです。
お次は四季の里、小さなお子さんが楽しめそうな所です、入り口には本日の放射線量が表示してありました。
雪ウサギの山から煙が出てます、煙の出始め当初は噴火か?と騒がれたらしいのですが、今は放射能問題で噴火の話題は出なくなったそうです。
お願いだから原発が落ち着くまで噴火しないでね。
宿泊した野地温泉ホテルです。標高1200mなので 周辺は雪景色です。本館は浪江町から避難している方々がいらっしゃり、
時間を持て余して居られる姿が気の毒でした。ホテル入り口には洗濯機が3台並び、売店ではカップヌードルや服など売られ支援してました。
お客としてウロウロするのが気が引ける雰囲気ではありましたが、お客さんが来ないとホテルは困ります。
一生懸命お客さんになる事にしました。
福島を支援するのが目的であちこち観光させてもらいましたが、避難されている方々を目の当たりにしますと現実を実感させられます。
春が来ているこんなに素敵な所なのに原発のおかげで人も疎らで寂しい限りです。福島を復興するには一刻もはやく原子炉を安定させて
放射能を封印するしかありません。原発関係者の方々のいっそうの努力をお願いいたします。